Eee PC 活用記(ソフトの追加・削除)

概要

 Eee PC 900-X の「躊躇なきカスタマイズ」のつづきです。ソフトの追加・削除を行います。

インストール済みのソフト

 めんどなんで、文字通り、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から編集しました。以下のとおりです。

… まさか Adabas (データーベースエンジン)が入っているとは思いませんでした。 それはともかく、真っ先にやったことは、

 初期状態でCドライブの空き容量は 3.7GB / 7.84GB でしたが、上記の作業に加え、メンテナンスツールを用いたクリーンアップを施すことによって、空き容量は 3.91GB まで増加しました。さらに、容量の大きな StarSuite 8 は、OpenOffice 3.0 (343MB) に変えても良いような気がするんですが、しばらく使ってみます。

注釈

ここまでの使用感

 機器左側のUSBポートにUSBメモリを差し込んでみましたが、キツキツで差し込み難かったです。何度か着脱を繰り返すうちにシックリくるというエロい関係です。

Java 6 Update 3 の削除について

 本来は、JRE の特定のバージョンに対応して生成したアプリケーションやアプレットがあるため、JRE は削除しないことが理想です。今回は、私個人の用途として、Java のソフトウェアを使用する頻度があまり多くないため、ディスク容量節約を意図して旧バージョンの JRE の削除を判断した次第です。(参考:JRE の新しいバージョンをインストールしたら、旧バージョンを削除してもかまいませんか。

StarSuite と OpenOffice.org

 Eee PCには、統合オフィスソフトとして、SUN の StarSuite 8 (for ASUS) がバンドルされています。Microsoft Office のファイルを読み込んで編集することができ、一部の機能(特にプレゼンソフトや最大1024列まで処理できる表計算)は、Office 以上と評判のシロモノです。
 一方で、Office との互換性があり、無償で提供されている統合オフィスソフトとして OpenOffice.org がありますが、この StarSuite と OpenOffice.org、機能的には全く同じものです(ご存知の方も多いと思います)。

 元々StarSuite は、ドイツのStarDivision の製品でした。これをSUNが買収して当時のバージョン "StarOffice 5.2" を無償で公開、その後ソースコードを公開して OpenOffice.org プロジェクトを立ち上げました。StarSuite は、OpenOffice.org の成果をもとに機能を充実させて商用ソフトとしたものです。バージョンの対応は、OpenOffice.org 1.0 と StarSuite 6、以下 1.1 と 7、そして 2.0 と 8 が対応しています。2008年10月13日に OpenOffice.org 3 がリリースされていますが、2008年11月現在、対応する StarSuite はありません。OpenOffice.org に対して StarSuite は、他のソフトのデータ読み出しフィルターの強化(一太郎のデータも読める)、テンプレート、フォント、クリップアートなどの増強、マニュアルの付属、そしてサポートといった点を強化しています。

 結局のところ、StarSuite は 「OpenOffice.org の後追い」ということになっていますので、OpenOffice.org を導入すれば最新の機能を享受できます。では、すぐさま OpenOffice.org に乗り換えるかというと、StarSuite は機能を強化しているので、慎重に考える必要があると思います。
 なお、OpenOffice.org の強化策として、OxygenOffice Professional を流用するという集団があります。OxygenOffice は、OpenOffice.orgにいくつかの拡張機能を追加し機能を充実させたソフトです。Ver 2.3.1 より日本語にも対応しています。リンク先の "Download" をクリックし、 "Extension" の項目から、クリップアート (OOOP-accessories-2.4.0.4.oxt) や 各国語対応のテンプレートを入手できますが、これらの拡張機能は、単独でインストールすることによって、StarSuite や OpenOffice.org から使用することもできます。

 ちなみに、StarSuite は原則有償ですが、SUN は、教育機関や学術研究機関に対して、教育機関向け無償ライセンスプログラムを提供しています。該当する機関は、既定のライセンス契約書を提出することにより StarSuite を無償で使用できるほか、学生や教職員などへの再配布が許可されます。学生や教職員はこれによらず、個人でダウンロードして無償で使用することもできます(教育機関に足突っ込んどいて良かったです)。また2007年8月から Googleパック(Googleが無料で配布しているソフトウェアのセット)を通じて無償配布を行っていたようです(ただしサポート無し、なお2008年11月10日現在配布は行っていません)。

バンドルされるフォントの比較

OpenOffice … OpenSymbol,  Bitstream Vera Sans

StarSuite … Albany, Andale Sans, Arial Narrow, Broadway, Cumberland, Garamond, HG ゴシックB Sun, HG PゴシックB Sun, HG 明朝L Sun, HG P明朝L Sun, HG創英プレゼンスEB, HGP創英プレゼンスEB, HGS創英プレゼンスEB, Imprint MT Shadow, Kidprint, Palace Script MT, Sheffield, HG Mincho Light J, Andale Sans UI, StarSymbol, Thorndale, Bitstream Vera Sans

関連・参考

更新履歴

2008/11/07: 作成


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